2010/08/09
2010/08/02
Traeumerei
突然、嗚呼これは現実じゃないかもしれない、と疑い始めながら私はどこかを歩いている。するとそのうち夢が醒めそうになり、やはり夢の中にいることを確信する。醒めないように気をつけながら、いまどのような状況にいるのか把握しようとした。
視野内は全体に赤っぽい。砂ぼこりが舞いそうな赤土の道にレンガの壁があるので、少し出っ張ったレンガ部分を登って、その上をまた歩く。人は全くいない。遠くまで赤い視界が続いている。真正面の高いところに、暑そうな太陽が輝いている。誰もいない。私独り、赤い土地にいた。位置的に南方向へと進んでいるのだろうか。しかし、どこへ行こうとしていたのか忘れてしまった。
どこかへ辿り着く前に夢から醒めた。
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