2011/08/11

ZERO狂


八月葉月
昼を楽しみ
夜を楽しむ

目が覚めると  明るい外界

肌がひりひりする  陽射し


飛行機が飛ぶ   空

真っ白いふわふわの    雲

オレンジ色に染まる     入道雲

地鳴り響かせる  雷鳴

一瞬だけ全てを明るくする    稲光

にこにこ  うふふ    向日葵

早めの花が枝先にたわわ    百日紅

鉢植えの赤や青や紫の    朝顔

校庭を使って    影踏み


暑すぎて血が放出される 鼻腔

光を透き通す 木

真緑の    葉っぱ    を撫でる


アスファルトに這う草花を 摘む

胸に吸い込む    草いきれ

ひっそりと囁き    流れる水

風が弧を描く    水面

我らが縦横無尽に歩く    地面

横に流るるか真上に流るるか    陽炎

アスファルト、草地、土を踏みしめる    裸足

母が買ってくれた麦わら    帽子

濡れた足を拭く    手ぬぐい

足をじゃぶじゃぶ洗える    サンダル

足指に挟まる 砂


ポケットの 砂


外耳の 砂

近くに見える標高300mほどの緑の 山


                荒神山

老若男女からの 絵葉書


「こちらも元気です」の 返書

窓を開けた部屋の畳の上で読む 本


外の音を邪魔しない ピアノの曲


綺麗な色の 虫


渦巻き渦巻き 蚊取り線香


全てが眩しい


夏の私の記憶

2011/08/08

残暑見舞い申し上げます

今日も暑かったですね。