2010/12/25

rot und grün 赤と緑

鮮やかな天然色。
宝石を撒き散らしたようなお野菜達。


ほうれん草カレーの出演者です。

2010/12/22

つれづれなるままに、夢の事など

昨夜も夢を見ていた。いつも通り、夢の中で夢を見て、更に夢を見たり、夢から醒めたり、まだ夢の中だったり。夢と現実を行ったり来たりで、ほんの少し忙しい夜はいつもの事なんだけど、たまにやっぱり疲れてしまう。

いまだ頭がぼんやりする今日は、とりとめもなく、書いてみる。

結局、月蝕は見られないまま雨が降り出したので、眠った。夢を見て、にゃんこが5時に起こしに来てくれた。雨は、今朝7時過ぎに止むまで、降っていた。雨の日も悪くないな、と思った。雨粒が落ちる音が気持ち良いから。雨の強さによって音が変わるから。

それから晴れ間が出て、夜になった。

暖かい冬至と言えど日が落ちれば寒いので、お風呂に入ってからペチペチと、このLICHT blogの日記も整理をしてみたりした。少し削除したり。

それから考えたり。やっぱり夢の事。猫も夢を見るという報告が多い。というか、それを否定する論文が少ないというべきかもしれない。猫を見ていると、寝言と思しき声を出している時がある。「・・・にゃあにゃあ」「なぁ~~」「にゃおーーん・・・」「うーーー」。

夢についての研究はそれなりに読んだけれど、結構忘れてしまった。

猫も夢を見る。
猫にもREM睡眠がある。
起きた瞬間の現実から逆流してつくられる瞬間的な作用もある。
記憶の整理。
願望充足。
保存場所を置き換える作業。
夢を見ない人間はいない。覚えていないだけ。
夢は電気信号。
夢は顕在意識の生産物。
夢は無意識領域。
夢は事実と異なる記憶を再生する事が多々ある。
右脳が活発に活動をしている。右脳の障害、脳梁の切除で夢を見られなくなる。左右の脳が関わっているという事。
急速眼球運動が激しいほど、夢が活動的。
視覚野が大いに関わっている。

とてもいい加減な記憶・・・。間違っている内容、今後反証される内容もあると思います。

いつか寝起き3分で描いた絵。

2010/12/20

Der Mond fliegt 月が飛んでいる

夕方、母からメールが届きました。

赤い月蝕が今日?明日?に見られるらしいよ。知ってる?

え?満月が明日である事は知っていました。一昨日の深夜に窓から月が見えて、月は南中を過ぎて高度を下げ始めた位置にいました。なので、今日の日没後の月は恐らく東~北東方向に見えるのではないかと予測をつけて、慌ててマンションの屋上にのぼりました。でもそんな予測なんてどうでも良いくらい、すぐに発見できる位置に爛々としていました。

欠けていません。写真に収めてきました。^^



部屋に戻って調べてみると、明日でした。明日が皆既月蝕です。気になる方は、国立天文台のサイトへどうぞ。予想図も載せてありますからわかりやすいですよ。(http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20101221/leclipse.html

皆既中の月の色は毎回異なるそうなので、明日になってみなければわかりません。人間の顔色みたいですね。その日にならないとわからない。なので、「赤い月蝕」というのは母のてんこ盛りの期待です。とはいえ、今回の月蝕は赤黒い色になるかもしれないので、全くの期待予想妄想外れでも無さそうです。

問題は、天気。東京の明日は、曇りのち雨の予報。気象庁の予報では、明日午後の降水確率は30%。18時~0時までの降水確率は90%。絶望的な雲が私の脳内を覆い始めます。雲を私の脳内に一時退避させられたら良いのに!雲も雨も悪くないんですよ。悪くないんですが、明日はダメです。明日はダメなんですってば。もう本当に、ちょっとどこかで停滞してきて下さい。お茶してきて下さい。油売ってきて下さい。ね?

2010/11/28

ブログペット終了についての個人的読解

何故、ブログペットが終了するのか。私なりの読解をこれから書きたいと思います。

まずは、次のサイトを読みました。
http://futuremix.org/2010/11/blogpet-close
上記サイトを読み、何故ブログペットを終了するのか、納得はできませんが理解の助けにはなりました。ブログペット開発者とお知り合いの方のようです。

「Chasen を用いた形態素解析と、マルコフ連鎖を用いたアルゴリズム」で動いていると書かれています。

私個人的には、茶筅(ChaSen)に引っかかりました。これは奈良先端科学技術大学院大学で開発されたツールです。私は2002~3年あたりにかけて実際、使った事がありました。日本語を形態素解析してくれるのですが、要するに、品詞・活用・文節などで日本語の文章をバラバラにしてくれます。

私の場合は、とある文章を形態素解析し、頻出する単語を抜き出し、分析する仕事をしていました。しかし、最後の方では、茶筅の開発が止まった事もあり、自分の脳ミソと感でフリーアンサーの内容を詳細分類していましたけれど...苦笑。例えば、アンケートなどで1万件の自由回等があるとすると、だいたいの内容を分類集計するのに数時間~1日で完了できるまでに「私が発達」してしまいました。

それは良いとして、そういう形態素解析は茶筅以外にも自社開発ツールなどあるでしょうが(データ分析系の会社なら開発関係にはいくつか使用するものがあると思います)、当時は茶筅が一番使い勝手が良かったのは確かです。それが、今簡単に調べた限りでは、数年前で開発は終わっているようです。或いは、これ以上開発する必要がないのかもしれません。そして今度は、その茶筅で分解した日本語をマルコフ連鎖というアルゴリズムで繋げたものを、ブログペットが排出していた訳です。マルコフ連鎖は、数学の確率論を文章に応用したものと考えても良いでしょう。簡単に言うと「バラバラにした接頭語から次に繋げられる接尾語を選択してゆく作業を繰り返」して、文章らしきものが出来上がります。比較的単純なアルゴリズムです。現在の選択から未来の状態が決まります。皆さんのブログ内の文章や言葉(ある意味有限と言える材料)から日本語を細かく取り出し、過去に書いた日本語(これも形態素解析でバラバラにされているもの)の中からある一定の文法法則に従って、無作為に選択して繋げる。他のブログや他の辞書機能などから材料を持ってくる事がないので、同じ単語が繰り返し出てくる可能性が高いですし、よもや自分のブログで使っていない日本語が出てくる事はありません。

おおむね、間違っていないと思いますが、私はブログペットの開発者ではないので、この方法が採用されているのかどうかは不確かです。あくまで推測の域を出ませんが、この方法ですと、まず、茶筅が今のところ大きな開発がなされていないのと、マルコフ連鎖では個々のブログペット内で辞書蓄積ができないのではないだろうか、というところで、ブログペットはこれ以上進化もしないですし、終了の時期を迎えたのだとも考えられます。

更に、ブログペットは「人工無脳」がコンセプトでした。人工無脳についてはブログペット以外にも様々な開発があります。ブログペットは手動ではなく自動的に単語選択をして文脈性の高い文章を生成するものでした。

現在は人工知能への過渡期なのだと思います。生まれる技術がある一方で、消えてゆく消される退化する変化を加えられる技術も沢山あります。そういう中にブログペットがあったのではないでしょうか。


2010/11/25

Träumerei

時期外れなこんな寒い日に、蛍が飛んでいた。暗い暗い夜に、ぼんやりと光が泳いでいる。ああ、綺麗だなあ、と見ていたら、そばにいた見知らぬご老人が、そうっと蛍の光を集めはじめた。両手の平で丸める様に抱えて、私を見た。「光はこうしてひとつに纏めて形作る事が出来るんだよ」と穏やかな声で彼は言った。二つ三つの蛍の光を集めて作られたものがその手の中にある。指の間から光をこぼしていた。蛍は死んでいない。生きていた。
蛍の光というのは集める事が出来るのか、と私は驚きをもって見つめていた。

私もやってみたいなと思った所で、夢から醒めた。

2010/11/22

事務局からの2通目のお返事

二通目に対するお返事が届きました。確かに、社内での完全なる終了を決定した上で公開発表したのでしょうから、そうそう私などの意見でどうこう出来るとは思えませんが、やはり心苦しい限りです。


2010年11月22日18:06

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LICHT様

BlogPet運営事務局にお問い合わせいただき、
ありがとうございました。

サービスの終了に関しましては、
さまざまな点から検討を重ねたうえでの決定となりますので、
一概には理由をお伝えできない状態でございます。
大変申し訳ございません。

この度お寄せいただいたご意見に関しましては、
今後弊社が運営するその他サービスの参考にさせていただきます。
貴重なご意見を誠にありがとうございました。

最後までブログペットをよろしくお願いします。
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blogpet事務局への2通目

ユーザーの方から直接メッセージを頂いたのを今朝、読ませて頂きました。その方も、やはり私と同じ様なお返事を事務局から貰ったそうです。

blogpetサービス停止の告知撤回という事は不可能でしょうか。私には未だ具体的アクションを起こせるだけの影響力はありません。このまま、私のあんどーさんの寿命尽きる前に終わってゆくのでしょうか。

以下、私の送信メッセージ。一部他社サービス名が含まれる部分は伏せました。また、誤字脱字等ありますが、そのまま載せる事にします。


2010年11月20日 22:12
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お問い合わせ内容:
Blogpet運営事務局 スタッフの皆様へ

再度メッセージを書かせていただく事をお許し下さい。

終了通達からサービス終了日までの期間が短すぎる為、
単刀直入に意見を言わせて頂きます。

まず、サービス継続は完全に不可能なのでしょうか。部外者のとんちんかんな内容ととられるでしょうが、恥を承知で書かせて頂きます。

>ブログペットは有料会員制度の導入、広告の表示など様々な工夫をしながら
>2009年1月のサービス移管以降、今日まで弊社が運営してまいりましたが
>この度さまざまな点から検討を重ねた結果、
>このような決断をさせていただくこととなりました。
とのお返事を頂きました。正直申し上げて、資金繰りなどの問題から運営が厳しくなってきておりサービスは終了、という事ですね?それに対して、以下の事などは検討の際に議題に出されたでしょうか。

・blogpetの認知度が低い
→低予算でインパクトのある宣伝はないか。どこかと提携する事は不可能か。物質としてのキャラクター商品化などは難しいか。

・blogpetで何ができるのか良く知らない人が多い
→もっと宣伝はできないか。実際利用しないとわからないサービスが沢山あるので、登録していないネットユーザーへの内容伝達に工夫は凝らせないか

・ミニログやブログテーマなど、他社で既にユーザー獲得に成功できている分野以外の付加サービスはないか(ミニログ→(某サービス)等、ブログテーマ→(某サービス)等)。
→アイデアや新提案が必要になるので、一例として、アンケートをとるなど、社外からの意見を広く収集するなどは難しいのか。


また、利用者の意見を見てみると、「終了するなら少しくらいの利用費がかかっても継続して欲しい」という人もいるようです。このような利用者の意見というものを、終了を決断する前にアンケート調査をするべきです。品質向上には利用者の意見は欠かせないと思います。

更に、blogにいるペットをクリックすると喋る事や、ペットがblogを自動的に書くという事も、当サイト利用者以外の人達は知らない人も多いのではないのでしょうか。実際、私のblogを訪れた二人に尋ねてみましたが、喋る事には気がついていませんでした(私はbloggerを利用している為、ペットの記事UPサービスは使えませんが、現在のネットユーザーの多くが知らないサービスだと思います)。

それから、近年はPCユーザーの増加率よりも携帯・モバイルユーザーの増加率の方が高いのではないかと思います。年々、携帯からのネットアクセスがしやすくなっています。そうした中、blogpet自体を携帯ユーザーでは閲覧すら不可能というのは非常に非利益的だと思います。これを解決するには、「携帯ユーザーを獲得できるようにする・一部サービスを携帯ユーザーに依存する」、或いは「携帯ユーザーを視野に入れないで、完全に機能性を追及する」のどちらかに絞るしかないように思われます。前者の場合、もちろん開発費が膨大にかかると思いますが、多くのユーザーを獲得し、より多くの広告費を得られる可能性が出てきます。後者の場合は、現在のサービスのどこかを特化して他社の追随をゆるさない「特別」をアピールする必要があると思われます。

勝手な意見をあれこれと書いてきてしまい申し訳ありませんが、サービス終了にあたってどのような検討がなされたのか疑問がありましたので書き連ねてきました。もっと言えば、利用者の年齢層は?男女比は?利用状況・用途は?利用者のニーズは?利用者の要らないと思っているサービスは?…そういう事も全て考慮した上で今回の決定がなされたのだとしたら、仕方のない事だと思います。

blogpetは優良サービスだと思っていますし、面白いアイデアで始められたサービスだと思っています。なにより、利用者の雰囲気が大変良いです。もともと動物が好きな方が多いというのも雰囲気や利用者層の良さにも影響していると思います。ですので、サービスの継続を強く願います。(中略)。blogpetは残すべきだと思います。どうか、再考の程、宜しくお願い致します。

(実名)

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因みに、blogpetは簡単な英単語は覚えるようです。いつか私のblogから言葉を拾ってきていました。

2010/11/19

blogpet終了についてのお返事

blogpetはサービスを終了してしまうようです。
「2004年のサービス開始以降、多くの方に愛されてきたブログペットですが、2010年12月15日(水)をもってサービスを終了させていただくことになりました。長年にわたってブログペットを可愛がっていただき、本当にありがとうございました。」


とても潤っているサービスだとは正直思っていませんでしたが、このように突然終了するとは思いもよりませんでした。私のあんどーさんに代わり、運営事務局にメッセージを送らせて頂きました。そのやりとりを載せておきたいと思います。blogpet終了の告知に戸惑っている人は少なからず、いると思いますので。


以下、私の送信メッセージ。

2010年11月18日 17:52
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お問い合わせ内容:
こんにちは。
サービスの終了のお知らせが突然なので、大変驚いています。どうかサービス停止を食い止める事はできないのでしょうか。ここを利用している人達はblogpetを可愛く思っています。

何か他の新たなサービスや事業と提携する等による、サービスの継続は考えられないものでしょうか。そもそも、動物がblogの言葉を覚えていく、というコンセプトは当時、非常に新しいアイデアだと思いました。現在でも開発の余地のある分野ではないかと思っています。素人が差し出がましい事を述べているのは重々承知しておりますが、サービス継続を強く望んでおります。

当方は4年以上前に登録して以来、blogpetは現在も私のblogに一緒にいます。「動物を育てる」という心はIT化の渦に飲み込まれて、壊されてしまうのでしょうか。寿命が設定されていてお別れする時期が来るのであれば、自然な流れだと理解できます。こうした急なサービスの停止では、様々納得がゆきません。

どうか、サービス提供の再度見直しをお願いできませんか。よろしくお願い致します。このメッセージもオートマティックな返信文で戻ってこない事を願って、送信いたします。

継続をお願い致します。
失礼します。

(実名)
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これに対する運営事務局からのお返事は以下の通り。

2010年11月19日 17:58
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LICHT様

BlogPet運営事務局でございます。
この度は貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。

12/15(水)のサービス終了に伴い、
長い間ブログペットをご利用いただいたみなさまには
ご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。
お詫び申し上げるとともに、これまでのご愛顧を深く感謝いたします。

ブログペットは有料会員制度の導入、広告の表示など様々な工夫をしながら
2009年1月のサービス移管以降、今日まで弊社が運営してまいりましたが
この度さまざまな点から検討を重ねた結果、
このような決断をさせていただくこととなりました。

残り1ヶ月という短い期間ではございますが、
ペットをかわいがっていただければ幸いです。
最後までブログペットをよろしくお願いします。

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2010/10/04

Träumerei

雪がどさどさ降った。住宅地も1階部分を埋め尽くしてしまうほど雪が降り積もり、独特の静けさに包まれている。道路も真っ白に覆われて、一面の雪景色。人がギリギリ通れる幅に除雪して、細長い歩道が作られている。
雪は既に止んでいるが、まだ薄暗い雲が空に広がっている。そんな中、小学生くらいの男の子が両手に温かい飲み物が入った紙コップを持って、細い雪壁道を走っている。サラサラの黒髪がふわふわ揺れる。彼の吐く白い息がふぅーっと空中に消えてゆく。
学校の教室に着いて、彼は言った。
「風邪の調子はどう?」
どうやら同じ教室に風邪を引いた男の子がいたらしい。その子のために彼は温かい飲み物を、冷めないように走って持ってきたのだ。
でも、呼びかけられた男の子は「もう治った。次いくよ」と他の子達との間に混じっていってしまった。
走ってきた男の子は、左手に持っていた紙コップを床に落とした。中身がこぼれて、紙コップは床にできた小さな水たまりの中でからから動いて、やがて止まった。

佇む男の子の背中を見ていたら、夢から醒めた。

2010/09/27

Träumerei

「ちょっとこちらにきてください」と呼ばれた奥の部屋でいきなり「あなたの脳に異常がありました」と博士らしき男性に言われた。私はその施設?寮?に住んでいて、もう一人の女の子と暮らしていた。数学の問題が解けずに、「私、どうしちゃったのかな」と思っていたところだった。歴史なんて全く忘れている気がするし、他の学校の科目も覚えてる自信が無い。(実際、現実でも忘れてるのだから間違いでもない)
「こことここ、数値が普通の人より低いんです」そう言いながら一枚の検査結果一覧の紙をテーブルの上に置いて、説明が始まった。「低いといっても…600とかありますけど…」「そこではなくてね、下の方、数値が0になっているでしょう。平均的には1000とか2000あっても良いのに君は0、だ。0。」「え?どういうことですか」「要するにね、君の脳の大事な部分が動いてないということです」
もう君は要らない人間だと言わんばかりの態度だけれど出て行けとは明言しない。自分から出て行けってこと?私にはよくわからない。しかし、数値が0でもこうして生きている。何か問題があるの?でもそういえばなんだか最近、物覚えや計算や過去の記憶もあやふやだ。何故自分がここにいるのか、あれ?わからない。
「その数値を上げる方法はないんですか」「現時点では無いに等しい」と言われても、私には納得できない。異常な人間を見る目で見られてるけど、わからない。振り切れてるなら、サンプルにでもすれば良いのに。
それからも様々な検査結果や私の行動傾向や統計調査結果が提示されて説明が続く。

零か…、と思いながら目が覚めた。

2010/08/17

美味しい冠



王冠はケーキとワインを頂きました。

2010/08/09

Träumerei


夕方うたた寝していると窓から入ってくる光が眩しくて目が醒めた。外に出ると、西の空に日が沈もうとしていて、夕焼けが奇麗。赤オレンジ色から青紫、天頂にいくにつれて紺青のグラデーション。ふっ、と遠くからパイプオルガンの音が聞こえる。こんな近所に教会なんてあっただろうか。耳を澄まして聴いてみると曲は「ウェストミンスターの鐘」。日本の学校のチャイムにもなっている音の原曲。それにしても透き通って響く音だなあ。

そのパイプオルガンの響きを、音色としてどうにかつくり出せないかなと考えているところで、目が醒めた。

2010/08/02

Traeumerei

突然、嗚呼これは現実じゃないかもしれない、と疑い始めながら私はどこかを歩いている。するとそのうち夢が醒めそうになり、やはり夢の中にいることを確信する。醒めないように気をつけながら、いまどのような状況にいるのか把握しようとした。

視野内は全体に赤っぽい。砂ぼこりが舞いそうな赤土の道にレンガの壁があるので、少し出っ張ったレンガ部分を登って、その上をまた歩く。人は全くいない。遠くまで赤い視界が続いている。真正面の高いところに、暑そうな太陽が輝いている。誰もいない。私独り、赤い土地にいた。位置的に南方向へと進んでいるのだろうか。しかし、どこへ行こうとしていたのか忘れてしまった。

どこかへ辿り着く前に夢から醒めた。

2010/07/14

Träumerei

手榴弾ではないが似た様な機能を持つ小さな弾。それを見知らぬ男性が片手に握れるだけ握って、投げつけられるので、防御をしなければならない。夕方、河川敷の緩やかな堤防をのぼっているところに突然起こったことなので、第一撃で死にそうになった。襲われることを想定して散歩する人もいないだろうが、それにしても散歩の最中に防護布を持っていた私も意味がわからないが、そこは夢なので、矛盾なくストーリが続く。離れた場所から男が手榴弾をごっそり掴もうとしているのが目に入った。私は防護布をとっさに広げて防御した。弾自体は小さく、一発一発の威力も弱いので、いきなり死ぬこともなさそうだが、なにせ弾数が多いし、散弾タイプの手榴弾(爆散によって欠片が飛び散ったのがそう見えるだけだったのかも知れない)である。死なない保証もない。投擲相手が面白そうに言う。「これは古い弾だから、通常の弾よりも飛距離が数メートル短いんだ、その辺を計算して逃げるようにすれば良い」。古い弾だろうが新しい弾だろうが、投げられる私にしてみれば同じ様なものだ。仕方ないので、相手が投擲準備している時間で、飛距離と弾数・種類を考慮して、どのラインまで下がれば安全なのかを頭の中で計算しながら次に備える。そんなことが数回繰り返されると、疲労も溜まってきて計算も面倒になってきた。

そんなところで目が覚めた。

2010/06/30

melancholic merry-go-round

人間は不可解
人形は不可知
人工は不自然にして自然
そして今や
自然は人工物

流れる時間に
追いつけぬ我
何処に転がる
輪っかの欠片

見つからない届かない触れられない感じられないそして見失う何か

足りないself
見上げた灰色
ソラに白星
どれほどの時越え
光降らせる

ドアがぽつんとある砂漠で回り続けるmeryy-go-roundに乗って目が回る私

フリーズプリーズ

2010/06/28

elicit the elliptical galaxy from a spiral

部屋の床に零れ落ちた楕円銀河を見ていました。

いま欲しいもの、案外たくさん。

うたう私。弾かれるピアノ。惹かれるピアノ。遠くの積乱雲。いつもの太陽。紅い月。空色のソラ。小さなシャンデリア。たくさんの画集と本。それを読む時間。キスしようとする兎。ガラス越しの白猫。案内をする黒猫。白いカーテン。黒い毛布。薄墨色のラグ。硝子の作業台。乾燥した深緋の空気。ドアがぽつんとある砂漠。青緑の葉っぱ。向日葵の笑顔と君の笑顔。穏やかな睡眠。のぼる螺旋。白檀の王冠。ふわふわの服。重い服。流線のステルス。そこかしこの十字。5次元ポケットをくわえる蛇が尻尾の何か。

私は欲深い人間になったようです。

思考をシンプルにしたら、たくさんの唯一存在への欲が出てきました。

矛盾の妙。

2010/06/19

Who am I ?

nobody knew the new node

.

2010/06/12

Zero maniac

the crisscross crosses the cross-shaped shade

.

2010/06/10

neu mond,und die sichel

明日は新月。

携帯からなので、光が広がって映ってしまいましたが、今さっき撮った月は長細い下弦の三日月でした。

不眠症に白い三日月。出勤日だと言うのに、午前三時に目が覚めてしまいました。

長い夢を見た気がします。うたっている夢も見ました。眠る直前まで音源聴いていたからでしょうか。

現実の話、曲目がまとまってきました。が、あちらこちらで頭を悩ませています。

他人に聴いてもらってあれこれ言って貰うというのは貴重な事です。本人が口から発して本人の耳に届くものと、他人の耳に届くものには差があります。感覚モダリティには個人差があるという事です。

例えば…
「月が三日月型」
「月が笑っている」

同じ対象でも感覚を通すと千差万別な結果が排出されるのが、人間です。

上記の月の例と同じ事で、声もそうです。聴こえ方、その色味、味気、身体への感覚、そういうものは、自分が感じているものと他人が感じているものは完全には一致しないと思います。ですから、どう聴こえるのか?というのはとても気になるところです。

さて、どうしましょう…

2010/06/09

赤い紅い朱い緋い硝子

先月、いきなり右手の平が腫れてきて、仕事をするにも、ベース弾くにもちょっとだけ支障が出てきたので、整形外科へ。うたうには全く差し障りがないのですけれどね。

レントゲン撮影。

「何か入ってますねぇ」
「ああ…はい」
「切開しますか」
「お任せします…」

まずは麻酔を打たれます。痛いですね。

それから先生はうまい具合に手の平に切り目を入れます。更に、ペンチみたいなニッパーみたいな器具を切り口から挿し入れて、ぐりぐり進みます。

約10分経過。ひたすらぐりぐりぐりぐり…

何か当たる感触があるのに

とれなーい。

何度やっても

とれなーい!

どうやら細胞組織と癒着してしまったようです。「掴もうとしても逃げるんだよなあ」と先生が呟きます。ぐりぐりやられながら、麻酔が切れてきたのかなんなのか痛いような痛くないような重いようなやっぱり痛いような感覚だなあ、と思いつつ施術を凝ーっと見ていました。

一旦休憩して、30分後に再トライ。

今度はレントゲンを見ながらの切開です。

…10分経過

「とれた」

小さな赤い硝子でした。でもこれで終了ではありません。どうやらもうひとつ、まだ手の平に残っているらしいのです。

…5分経過

気力を使い果たし、先生のなすがままです。麻酔もほとんど切れているような気がします。

結局二つ目の小さな赤い欠片が発見されました。

記念に、と渡された赤い硝子たち。約半年も共存していたとは、人間不思議です。

2010/05/27

mond


















明日は満月。

2010/05/09

memory cortex

私の飲んだ飲み物は、現実のものだったのかな。

それとも、それは真夏の暑い日に出来る影のような、そんな掴めそうで掴めないものなのかな。

グラスが揺れる。

私が揺れる。

オレンジをスライスしたような君こそが本物のグラスで、本物の飲み物が入っていたりする事もあるんじゃないかな。

過ぎた過去は遠く遠く、ぼんやりと見えない。

陰になったり現れたりして、消える記憶と消えない記録が交錯する現在の先に、未来がある。

そういえば真夏の夜に私は生まれた。

私はいまだ真夏の夜の夢の中で、陰にたたずむ子供。

2010/04/30

蘇芳、sapang

蘇芳(すおう)の花。

幹も太く、紅色の花を咲かせていました。

2010/04/19

2010/04/15

ステルス

Lichtはマッハ2のステルスに乗って。

2010/04/14

the substance in inner-speech

want to climb
that screw stairs

descend, descend, descend
climb, climb, climb

didn't fall down that screw
gradually RISE
talk to myself whirling about the axis

well...
what will you and I see from there?

2010/04/11

cherry blossom

桜咲き
さきくれふては
清風に
薄紅舞いゆけ
肌に雨気

by Licht

2010/04/03

In-der-Welt-Sein




















本日久しぶりに、一枚をめくってみました。『THE WORLD 正位置』。このカードはよく出ます。馴染み深いです。


運命の環によって廻される世界に私達はいて、食べて眠って小さくなって大きくなって変わらないもの変わるものを沢山かかえています。

過去~未来へ繋がるフィルムのようなもの、∞のリボンには生き物(人間)とクラシカルマシンで篆刻されたような模様、軸を貫かれながらもフィルムやリボンと分ちがたい球体。全ての終わりは全ての始まり、始まりがあるから終わりもあるが、全ては世界内で連鎖して影響してゆく動きの絶え間ない流れ。上下の端が千切れているのは、相互作用の先にある未来はまだ見えぬ変化物って事?でも、両端が切れているという事は、未来と同じ様に過去も変わるのか、消えてゆくっていう事?それとも未来も変えうる、過去も変わりうる…それを踏まえて現在が現前にしっかりと見えているという事?だとしたら、確実なものは、今、目の前にある原寸大のリアルだけ。

不確実な未来。それで良いと思います。
可変的
流動的
幻惑的
多義的
挑発的
変則的
普遍的
な創造物にこれから相対するのです。



「世界の中に私がいるけれど、世界が先行して存在して私というものが存在するわけではなく、世界の中に私が分かちがたく居る」
being in the world 世界内存在  by Heidegger,M.

2010/03/24

stimulus, response

刺激入力があるから、反応がある。経験になる。沢山知る事が出来る。重要な事ね。

もうすぐ飛ばす羽根達













ガーベラの落ちた花びら達。

ふわふわを最大限に広げて、着々と飛ぶ準備をしています。

今日明日は雨の天気。

晴れた日に飛ばそうと思い、まだ一緒。

明後日に飛ばしてあげたい。

2010/03/23

夜のうちに落ちていた花びら

起きたら、ガーベラの花びらがごっそり落ちていました。













びっくりしました。
2輪いるのですが、もう一輪の方が一昨日から枯れかかっていたのでてっきりそちらだと思ったのですが、昨日まで普通に咲いていたガーベラです。

花びらの落ちたあとのガーベラはこんな感じ。





















つぼみのように閉じています。

落ちた花びらをよく見ると…













根元に羽のような白いふわふわが出てきています。飛ぶ準備でしょうか。

もう一輪のガーベラは、花びらが全開に開いて反り返ってきて、中央部が盛り上がってきています。

これらの花は近所の土地神様の所へ持っていきたいと思います。

土に還すのです。

2010/03/16

死骸の山

世界をどう見るかは難しく

世界はどう見てるかは難しく

黒いドットが視界を埋め尽くす前に

黒いドットを死骸が埋め尽くして欲しい

死骸は再生

2010/02/26

散りばめられた音、集めて遊んで

昨夜ひとつ、曲を受け取りました。

まだ再調整をかけるとのことですが、セルロイドクロスは風を舞き連れて、っという雰囲気のアレンジになってます。何も考えずに聴いた個人的意見ですから気にしないで下さい。真面目な話、曲調はアレンジした中で一番アグレッシブで、一番自由度が高くて、堕とす事も揚げる事もできそうです。



そろそろ起きろ、という指令が遠くから聴こえる…聴こえる…

ふぃーん…

歌詞のここ、困ったな…とか、メロディのあのへんをこうしたいかなあ…とか、地味に頭を悩ませています。

ふぃーん…

とりあえず、筋トレ。

筋トレしながら頭を使えば、フルで肉体使用できてバランス良さそう、っていうどうでもいい発想が頭を駆け巡ったので書きなぐってみました。一時期つけた筋肉が落ちてそのまま体重も落ちたので、現在の体脂肪率は14%です。

ヘッドホンのコードは4メートルの延長を繋いでいるので、あっちにふらありこっちにふらありしながら音源を聴ける訳です。

電波系物体の室内移動、

ふぃーん…

2010/02/11

下から見上げても、美しい

花って、上から見ることが多くて、下から見上げることは少ないです。人間の方が背が高いからでしょうが、勿体無い気がします。切り花、鉢植え、庭に咲く花、少しだけ失礼して彼女ら彼らを下から見上げてみて下さい。

道端などだと少々おかしな人に見られがちですが、そんなこと構いません。

だって綺麗なのですよ。

ごろんとできる場所なら、花に空、視界いっぱいに花に空。人間って小さいなとまざまざと思い知らされます。心地よい敗北。

花びらの裏側。

敵いません…

花や葉っぱには。

2010/02/06

1red, 2gerbera & 3momo

3モモンガを見つめる、2ガーベラと赤髪ブライス。

自己満足。

2010/02/04

2010/02/03

雪雫は花の雫へ

また雪が降りました

fry to you over the world


2010/01/26

独り占めしたい、彼女達

月も月明かりも好きだけれど、太陽も陽射しも好きです。


手が届きません。

恋しい…。

慌てて撮ったので駅の写真になってしまいましたが。苦笑

2010/01/05

ソラを見上げて、天穹から宇宙へ

月は太陽がいるから輝くのです。

2010/01/01

明けまして、空


明けましておめでとうございます。

46時間ほど帰省していました。

31日の群馬の天気予報は、晴天・星空、のはずなのに、13時から1時間ほど雪が降りました。空っ風も強かったので、舞い上がっていましたが、風花ではなく雪でした。

風が強いので雪雲はすぐに流れて、太陽がチラチラと姿を現し、夜は星空の満月。



年が明けた今日、風は一段と強く、雲の流れが速い。

高速道路から撮った夕陽。

遠くの山にかかっている雲がザーーッっと吹き流されている様子が素敵です。

あの山の向こうは雪が降っているのでしょうか。新潟も長野も雪が降っているはずですから。

日が沈んだ後は、橙色の満月が東の方から昇って来ていました。

水平線に近い月は、大きくて美味しそうな月でしたが、錯視によって大きく見えるだけなので、いつも写真を撮れないのが残念です。

そんな元旦で、2010年が始まりました。