りひとのひとりごと
それとも、それは真夏の暑い日に出来る影のような、そんな掴めそうで掴めないものなのかな。
グラスが揺れる。
私が揺れる。
オレンジをスライスしたような君こそが本物のグラスで、本物の飲み物が入っていたりする事もあるんじゃないかな。
過ぎた過去は遠く遠く、ぼんやりと見えない。
陰になったり現れたりして、消える記憶と消えない記録が交錯する現在の先に、未来がある。
そういえば真夏の夜に私は生まれた。
私はいまだ真夏の夜の夢の中で、陰にたたずむ子供。
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