2010/06/30

melancholic merry-go-round

人間は不可解
人形は不可知
人工は不自然にして自然
そして今や
自然は人工物

流れる時間に
追いつけぬ我
何処に転がる
輪っかの欠片

見つからない届かない触れられない感じられないそして見失う何か

足りないself
見上げた灰色
ソラに白星
どれほどの時越え
光降らせる

ドアがぽつんとある砂漠で回り続けるmeryy-go-roundに乗って目が回る私

フリーズプリーズ

2010/06/28

elicit the elliptical galaxy from a spiral

部屋の床に零れ落ちた楕円銀河を見ていました。

いま欲しいもの、案外たくさん。

うたう私。弾かれるピアノ。惹かれるピアノ。遠くの積乱雲。いつもの太陽。紅い月。空色のソラ。小さなシャンデリア。たくさんの画集と本。それを読む時間。キスしようとする兎。ガラス越しの白猫。案内をする黒猫。白いカーテン。黒い毛布。薄墨色のラグ。硝子の作業台。乾燥した深緋の空気。ドアがぽつんとある砂漠。青緑の葉っぱ。向日葵の笑顔と君の笑顔。穏やかな睡眠。のぼる螺旋。白檀の王冠。ふわふわの服。重い服。流線のステルス。そこかしこの十字。5次元ポケットをくわえる蛇が尻尾の何か。

私は欲深い人間になったようです。

思考をシンプルにしたら、たくさんの唯一存在への欲が出てきました。

矛盾の妙。

2010/06/19

Who am I ?

nobody knew the new node

.

2010/06/12

Zero maniac

the crisscross crosses the cross-shaped shade

.

2010/06/10

neu mond,und die sichel

明日は新月。

携帯からなので、光が広がって映ってしまいましたが、今さっき撮った月は長細い下弦の三日月でした。

不眠症に白い三日月。出勤日だと言うのに、午前三時に目が覚めてしまいました。

長い夢を見た気がします。うたっている夢も見ました。眠る直前まで音源聴いていたからでしょうか。

現実の話、曲目がまとまってきました。が、あちらこちらで頭を悩ませています。

他人に聴いてもらってあれこれ言って貰うというのは貴重な事です。本人が口から発して本人の耳に届くものと、他人の耳に届くものには差があります。感覚モダリティには個人差があるという事です。

例えば…
「月が三日月型」
「月が笑っている」

同じ対象でも感覚を通すと千差万別な結果が排出されるのが、人間です。

上記の月の例と同じ事で、声もそうです。聴こえ方、その色味、味気、身体への感覚、そういうものは、自分が感じているものと他人が感じているものは完全には一致しないと思います。ですから、どう聴こえるのか?というのはとても気になるところです。

さて、どうしましょう…

2010/06/09

赤い紅い朱い緋い硝子

先月、いきなり右手の平が腫れてきて、仕事をするにも、ベース弾くにもちょっとだけ支障が出てきたので、整形外科へ。うたうには全く差し障りがないのですけれどね。

レントゲン撮影。

「何か入ってますねぇ」
「ああ…はい」
「切開しますか」
「お任せします…」

まずは麻酔を打たれます。痛いですね。

それから先生はうまい具合に手の平に切り目を入れます。更に、ペンチみたいなニッパーみたいな器具を切り口から挿し入れて、ぐりぐり進みます。

約10分経過。ひたすらぐりぐりぐりぐり…

何か当たる感触があるのに

とれなーい。

何度やっても

とれなーい!

どうやら細胞組織と癒着してしまったようです。「掴もうとしても逃げるんだよなあ」と先生が呟きます。ぐりぐりやられながら、麻酔が切れてきたのかなんなのか痛いような痛くないような重いようなやっぱり痛いような感覚だなあ、と思いつつ施術を凝ーっと見ていました。

一旦休憩して、30分後に再トライ。

今度はレントゲンを見ながらの切開です。

…10分経過

「とれた」

小さな赤い硝子でした。でもこれで終了ではありません。どうやらもうひとつ、まだ手の平に残っているらしいのです。

…5分経過

気力を使い果たし、先生のなすがままです。麻酔もほとんど切れているような気がします。

結局二つ目の小さな赤い欠片が発見されました。

記念に、と渡された赤い硝子たち。約半年も共存していたとは、人間不思議です。