2010/04/03

In-der-Welt-Sein




















本日久しぶりに、一枚をめくってみました。『THE WORLD 正位置』。このカードはよく出ます。馴染み深いです。


運命の環によって廻される世界に私達はいて、食べて眠って小さくなって大きくなって変わらないもの変わるものを沢山かかえています。

過去~未来へ繋がるフィルムのようなもの、∞のリボンには生き物(人間)とクラシカルマシンで篆刻されたような模様、軸を貫かれながらもフィルムやリボンと分ちがたい球体。全ての終わりは全ての始まり、始まりがあるから終わりもあるが、全ては世界内で連鎖して影響してゆく動きの絶え間ない流れ。上下の端が千切れているのは、相互作用の先にある未来はまだ見えぬ変化物って事?でも、両端が切れているという事は、未来と同じ様に過去も変わるのか、消えてゆくっていう事?それとも未来も変えうる、過去も変わりうる…それを踏まえて現在が現前にしっかりと見えているという事?だとしたら、確実なものは、今、目の前にある原寸大のリアルだけ。

不確実な未来。それで良いと思います。
可変的
流動的
幻惑的
多義的
挑発的
変則的
普遍的
な創造物にこれから相対するのです。



「世界の中に私がいるけれど、世界が先行して存在して私というものが存在するわけではなく、世界の中に私が分かちがたく居る」
being in the world 世界内存在  by Heidegger,M.

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